川辺の歩き方
川に沿って歩いてみたいなと思ったとき、はじめからこの川を河口から上流まで歩けるところまで全部歩いてやろう、と考える人はほとんどいないと思います。もちろん、私もはじめからそのように考えたわけではありません。はじめのうちは、なじみのある川、興味のある川を気の向くままに歩き、そのうち面白くなると自然に同じ川を先へ先へと歩いていた、という経過をたどりました。
経過はどうあれ、ひとつの川を継続して歩こうということになったときのコースプランの立て方、歩き方などについて私流のノウハウを記してみます。


1.コースプランの立て方

●まずは、どの川を歩くかを決めます。すでにこの時点では決まっているかもしれません。川が決まったら、地図上で今回歩くコースの鉄道最寄駅の見当をつけ、距離概算を出してみます。できれば次回以降歩くコースも想定し、距離的なバランスをとるよう心がけます。この場合、1回に歩く距離は10Kmから20Kmくらいと決めておくとプランを立てやすい。なお、この距離概算を出すとき、市販の地図ソフトは非常に便利です。(私は、「ゼンリン電子地図帳」を利用しています)

●通常、普通の人で1時間4Kmのペースで時間を計算してよいと思います。川辺にはあまり寄り道するところもないので距離がわかると時間も比較的予測しやすいです。何回か歩いているうちに自分のペースもつかめてくるでしょう。

●歩く時期は、やはり真夏は避けたほうがいいでしょうね。川沿いにはあまり日陰がないので、かなりきつい。私には真夏に歩いた中川の記憶が甦ってきます。

●どんな大河でも、中、上流域はだんだんと川幅も狭くなり、一般的には川辺を歩くことはできなくなります。ここで、次の川に乗り換えるか、さらにその先を続けるかは、その人の趣味の問題です。私の場合は、その先も街道歩きの感覚で続けました。大きな川の上流で川に沿った道は、昔から人々の交易のための重要な道が多く、思いがけない遺構や物語が残されていることもあります。


2.川辺の歩き方

●歩く際に、地図は必需品です。私の場合は、先ほどの市販地図ソフトから必要な部分をプリントアウトして持ち歩きました。コースの全体が分かるものと、鉄道駅までのアプローチが分かるものなど数枚で十分です。

●川辺には、一般的に近くに店はありませんから飲料水、弁当などは必ず歩き始める前に調達しておきましょう。

●大きな川の川辺を歩いていると、風景の変化がないので面白くないと感じることがあるかもしれません。こういうときに少しの変化を捉えて面白さを感じるようになれば川歩きの達人と言えるかもしれません。

●実際、単調な風景の中をリズミカルに歩いていると、いろいろな考えにふけることが多い。このようなときに、ふと、後ろを振り返ると先ほど見たものがはるか遠くになっている。また、遠くに見えていたものが、すぐ近くになっている。このようなときに、私は川を歩く楽しさ、面白さをを感じます。


3.ウォーキングを楽しく長続きさせるコツ

歩くことは健康によいので自分も歩こうかな、と思っている人は結構多いと思います。ただ、はじめの1歩がなかなか踏み出せないでいる。そこで、このようの人を想定して、ウォーキングを楽しく長続きさせるコツについて、私の経験から述べてみたいと思います。

ウォーキングを始めるきっかけ

これは、圧倒的に健康のため、というのが多いでしょう。私の場合も、健康診断でこのままでは糖尿病になる恐れがある、という通知をもらったのが直接のきっかけでした。やや、肥満が気になっていたこともあります。まあ、これは人によっていろいろありますが、根底には健康を保ちたい、ということがあると思います。ちなみに、私はウォーキングをはじめた後、糖の検査で引っかかる事はなくなりました。

はじめの1歩

健康のために本格的に運動するためには、できるだけ毎日継続することが必要と思い、まず、通勤の工夫を考えました。具体的には、電車を1駅前で降りて歩くことです。私は、もともと歩くのは嫌いなほうではなく、天気のよい休日にはカメラをぶら下げて,都内の名所旧跡を歩き回るというようなこともよくやりました。

ウォーキングを楽しく長続きさせるコツ@  デジカメで記録

長く続けるためには楽しくなくてはいけない。歩きながら風景の移り変わりを楽しむ、というのが基本ですが、これだけでは少し弱い。私の場合は、途中の写真を撮る、という楽しみを加えました。
もちろんカメラはデジカメで、興味のあるものすべてを画像化してしまう。帰ってきてからパソコンに取り込み、とりあえずサムネイル化しておく。後で気に入ったものを集めてアルバム化してもよいし、スライドショーで眺めるだけでもよい。とにかく、歩きっぱなしではなく、後でも楽しみを繰り返し反芻する。
これが1番目のコツです

ウォーキングを楽しく長続きさせるコツA  歩数の管理

2番目のコツは、歩数の「目標による管理」です。簡単に言えば、必ず万歩計をつけて歩数を記録し、管理する。これにより、歩数の目標のようなものが自然にできてくる。前回やや歩数が少なかったから、今度はもう少し歩こうとか、前月の1日あたり平均歩数は少し少ないから今月はもう少し歩こうとか。このような発想が無理なく出てきて、歩く励みになれば、しめたものです。

ウォーキングを楽しく長続きさせるコツB  テーマを持つ

3番目のコツは、ウォーキングのテーマを持つことです。言い換えれば持続できる興味の対象を持つということです。これは、はじめのうちは漠然としたものでよい。やっているうちにだんだんと興味が発展してきて、いつのまにかテーマのようになってくる。
いま、私のテーマは「川」と「街道」です。この二つのテーマは、これからも大事に育ててゆきたいと思っています。ウォーキングのテーマと思っていたものが、そのうち違う方向に発展してゆくこともあるかもしれない。それはそれで楽しいじゃないですか。


以上、私なりに気をつけている主なことを列挙してみました。コースの組み方などこのホームページの記載事項も参考になるかもしれませんが、このとおりに歩く必要は全くありません。自分なりにプランを立てて歩くというのも楽しいものです。


                                 2003.9.23  尺取虫  記

     関連ページ:「歩き旅」へのおさそい