ようやくゴレパニの村が見えてきた。霧の中にかすんではいるが、大きな村だということは分かる。この少し先の看板の近くで人々がマオイストのために足止めされていた。
ガイドのバドリー君やHIRO,SAKURAたちが彼らと交渉をしている間、我々おじさんグループはなすすべもなく待っていたが、このときの寒さは身にこたえた。ここで30分ぐらい滞留を余儀なくされ、ロッジに入ったのは16:50頃だった。ロッジにはストーブがあり室内は暖かく、生き返った心地がした。
山道の途中の小さな茶店。ここも小休止して通過。山の天気は午後になると雲が出てきて、休むと少々寒くなってくる。
第2日目(11月22日) ティルケドゥンガ〜ウレリ〜バンタンティ〜ゴレパニ
今日の道中は石段の登り道が続き、太陽をさえぎるものも少ないので、できるだけ早く出発しようということで、7:40頃にはティルケドゥンガのロッジを出た。
これから先も石段の登り道が続く「石段街道」だ。石段の1段1段は高さが低く、幅も適当にあるのであまり石段を意識しないで歩くことができる。
ロッジを出て少し行ったところに細い吊橋が架かっている。ゆらゆらと揺れるが、ロバの隊列も当然この吊橋を渡る。
道端の日陰にザックを置いて小休止。だんだんと日が差してきて、歩いていると暑い。
まだまだ石段の登りは続く。ところで、この石段はいつ頃できたのだろう。ガイドのバドリー君に聞いたところでは、比較的近年にODAの援助などで整備されたらしい。パーミット(入山料)などもこういうところに使われているようだ
近くにはバナナが茂っており、青い実がなっていた。高度は高いが、緯度は低いという地理的な産物だろうか。
道路脇の見事な山桜。ポカラ〜ナヤプルの車の中からも見えたが、2000m近いこの場所でも見事に咲いている。
山の合間からアンナプルナ・サウスが見えた。山の全貌はゴレパニ峠を越えないと見えないが、頂だけチラリと見せてくれた。
藁葺き屋根とアンナプルナ・サウス
ちょうど年頃の娘さんを見かけた。遠くにはアンナプルナの頂を望むことができ、絵になった。
娘さんとアンナプルナの頂
ウレリでは、狭い石段の両側にレストランやロッジが建ち並んでいる。規模は違うが、伊香保温泉の町並みを思い出した。
ウレリの町並み
石段の登り道を歩くこと約1時間半、ようやくウレリについた。ここは割合大きな集落である。
ようやくウレリに到着
大きな集落では、水牛が放し飼いされていることが多い。ヒンドゥー教徒は一般的に牛を食べないが、水牛は食べる地域も多いらしい。
山の街道には、ロバや水牛などの落し物が大変多い。特に水牛のものは大きいので踏みつけたら大変だ。下を向いて注意深く歩かねばならない。
放し飼いにされている水牛
ロバというのは本当に従順な動物だ。1隊列10頭くらいのロバを一人の人間が後から追ってゆくだけで、きちんと隊列を崩さずに目的地まで重い荷物を運んでくれる。
我々が登ってきた道をロバの隊列が登ってきた
11:00頃バンタンティに到着した。ここでは他のトレッカーたちも多く見かけた。
ようやくバンタンティに到着
ウレリで一休みした後、また登り始める
ここからは、マチャプチャレの先端がくっきりと見えた。地図上ではこの辺は標高約2300mくらいである。アンナプルナの全貌が見えるのも、あと少しだ。
バンタンティのレストランにて
ここまでずっと石段の登り道で、ようやく大休止である。ここで昼食をとることになった。食事のできるまでの間、皆それぞれにくつろぐ。
川を渡り、川に沿った静かな山道を歩く。
バンタンティからは林の中の比較的平坦な道を行く。このような道は日本の山間の旧街道などでもよく見られ、親近感を持った。
ナンゲタンティのレストランロッジ。ここは小休止しただけで通過する。
また石段を登るとナンゲタンティの集落だ