トレッキングが終わりカトマンズに戻ったとき、我々はタメル地区のホテルに宿泊しました。タメル地区は、外国人ツーリスト向けのみやげ物店などがたくさん集まっている一大ショッピングゾーンです。
タメル地区の賑わい
カトマンズ最新事情
カトマンズはネパールの首都で、外国から空路入国する際には必ず降り立つ街です。カトマンズ近郊の名所旧跡については、先に「カトマンズ・ハイライト」で簡単に紹介したので、ここではカトマンズの街自体の様子について、タメル地区を中心にその最新事情を記してみましょう。
カトマンズの交通、通信事情
カトマンズを紹介した記事を読むと、車の排気ガスによる汚染がひどい、というようなことがよく書かれています。確かに車が多く、しかも旧式のものが多いので排気ガス汚染はひどいだろうなと思いましたが、爽やかな天候だったせいか実感はありませんでした。
カトマンズのホテル事情
カトマンズには、ピンからキリまでたくさんのホテルがあります。現在はやや供給過剰気味で、どこのホテルでも予約なしに宿泊できます。値段とか部屋が気に入らなければほかを探せばいくらでもあります。
さすがに高級ホテルだけあって、客室内部は立派である。食事の質も高く、満足できるものだった。帰国が2日延びたのは痛いが、このホテルでの2日間は、カトマンズでの見聞を広げるためには役に立った。災い転じて福となすである。
客室内部の様子
これは、飛行機の遅延に伴い航空会社が用意してくれたホテルで、結局ここに2泊した。カトマンズでは高級ホテルで、今回の我々の旅の趣旨からは外れたレベルのホテルだ。客層をみても欧米人か、いかにもお金持ち風なインド人などが多いようだ。料金は払っていないので分からないが、ガイドブックなどを見ると1泊200ドルくらいするようだ。高い!
ザ・エベレスト・ホテル
このホテルの隣には大きな学校があった。生徒の様子から見ると高等学校レベルだと思われる。さすが首都だけあって立派な建物だ。また、このホテルは高台にあるので、ベランダからはカトマンズの街の様子がよく見える。
ホテルの隣の学校
トレッキングが終わってカトマンズに戻ったときに1泊した。タメル地区の中心部にあり、ショッピング街にはサンダル履きで行ける。部屋にはテレビもあり、トイレ、シャワー、バスタブつきで部屋の感じはよい。スガットよりは高く、700Rs〜800Rsである。
ホテル・エンカウンター・ネパール
ホテルのすぐ前にダルバール広場がある。ここには朝早くからみやげ物屋や食べ物屋の準備のために人が集まり、やがて観光客で大賑わいとなる。
スガット前のダルバール広場
我々がネパールに来てはじめて宿泊したホテルである。ホテルというよりも山のロッジに近い感じだが、もちろん各部屋にトイレ、シャワーはついている。1泊300Rs〜400Rsと安いので長期滞在のツーリストに人気があるようだ。
ホテル・スガット
街を歩いていると、STD、ISDという看板を掲げた店が目につく。これは電話屋さんで、店に入ると机の上に電話機が置いてあり、ここから電話をかけることができる。
私もここから国際電話をかけたが、相手先の電話番号を店の人に言うと、ダイヤルしてくれる。これはいわゆるIP電話で、はじめにプロバイダーの番号をダイヤルしているようである。
STD、ISDの看板を掲げた電話屋さん
街には公衆電話はほとんどない。私もエベレストホテルのロビーで見かけただけである。これは、2Rsコインを2枚投入すると市内電話がかけられるものである。
ところで、飛行機の遅延による帰国日の変更を連絡するため、初めはこのホテルから正規の国際電話をかけたが、料金は3分未満で270Rsだった。次の日に街の電話屋さんから同じ国際電話をかけたら同じくらいの時間で、料金は40Rsだった。時々音声が途切れるような感じはしたが、料金の差は歴然である。思わぬところでIP電話の威力を実感してしまった。
エベレストホテルで見かけた公衆電話
このような雑踏の中でも車、バイクはどんどん入りこんでくる。一般的にネパールの車はよく警笛を鳴らす。タクシーに乗っても、人通りの多い道をほとんど警笛を鳴らしっぱなしで走るので、ひやひやしてしまう。また、タクシーといえば、ほとんどの車が20年以上も前のカローラとかサニーとかが使われているのにもびっくりした。
雑踏の中をゆく車、バイク(タメルにて)
カトマンズの街の中はこのような通りが多い。人が通り、そこに車も通る。このような道では、小型のテンプーとかリクシャー(人力車)などが小回りがきいて走りやすい。リクシャーはタメル地区などでよく見かけるが、最近は観光客が減ったせいか暇そうに客待ちしているのが多い。たまにお客を乗せて走っているのも見かけたが、ほとんど地元の人のようだった。
タメルの街角にて
カトマンズ市街地でもこのような大通りはあまり多くはなく、信号機もほとんど見かけない。したがって、歩行者もあまり慣れていないのか、赤信号でも車の流れが途切れるとすぐに渡り始める。(警察官が立っているのに)
信号機のある大通り
街では小型のオート三輪をよく見かける。小さいのは2人乗りでメーターがついており、タクシーのように利用する。大きいのは乗合テンプーで、5、6人乗れる。これはある程度行き先が決まっているが、区間内なら乗り降り自由だという。いずれも料金が安いので、庶民の足として大活躍である。
庶民の足として活躍するテンプー
通りに賑やかな楽隊がやってきた。何事かと見ていると、その後にカラフルな車が続いており、中には幸せそうな若いカップルが乗っている。結婚式の行列なのだ。さらにその後には親族の乗ったマイクロバスが続いている。時代が変わり、所が変わっても盛大に祝う気持ちは変わらない。
街に楽隊がやってきた
ツーリスト向けのショッピング街だが、肝心のツーリストの数が減っているので、売るほうも必死になる。はじめ250ルピーといっていたお香を高いからと立ち去ろうとしたら、結局は100ルピーになってしまった。これは極端な例だが、値段の交渉はしたほうがよい。
路傍の店で値段の交渉
みやげ物店の中では、封筒、便箋、ノートなどのペーパークラフトを扱う店が多い。手軽なみやげ物として人気があるようだ。また、町中いたるところに両替所があり、円でもドルでもすぐにルピーに両替してくれる。
ペーパークラフトのみやげ物店
みやげ物のお茶は普通、袋に詰めたものを売っているが、我々は特上のダージリン・ティーをその場で袋詰してもらった。500g×4人分で2Kgも売れた店の主人はホクホク顔だ。
お茶屋さんにて
ホテルはタメル地区の中心部にあり、周りには建物が密集している。ネパールの人口2300万人のうち、カトマンズ盆地に約140万人が住んでいるという。
ホテルの部屋から見た町の様子
メイン通りには、外国人ツーリスト向けのみやげ物店、旅行案内所、レストランなどが軒を連ねている。しかし、ツアーのハイシーズンとしては意外なほど外国人の姿が少ない。やはり、国内情勢の不安がツーリストの減少を招いているのだろう。
外国人向け看板が続く街並み