次の日の朝、早起きしてサランコットの丘に出かけました。ホテルの前からワゴン車に乗り約30分。車を降りてからまだ暗い道を5分ぐらい歩くと見晴らしのよい丘の上に出ます。6時頃に着いたのですが、あいにく空には雲が多く山は見えません。丘の上にはすでにたくさんの人がいて日の出を待っていました。

異国語も 気持(こころ)ひとつに 日の出待つ
  サランコットの寒さこらえて  (H.T)
サランコットの丘で日の出を待つ
ポカラ・ハイライト
湖とアンナプルナ連峰の展望で知られるポカラは、カトマンズから西へ200Km、ヒマラヤから下る川が開いた緑豊かな盆地にある町です。標高はカトマンズより低く、800〜900m。ここから8000m級のヒマラヤの山を眺めることができます。
カトマンズからポカラへはバスの便もありますが、6〜7時間かかるし安全面でもやや不安ということで、我々は飛行機を利用しました。飛行機なら30分〜40分くらいで到着します。
レイクサイド通りは北に行くほど賑やかになってきます。トレッキング用品を扱う店も多く、我々も何軒か覗いてみました。山の用品は確かに安い。日本より一桁違う値段のものも結構あります。私は、ここでゴアテックスの雨衣(上衣のみ)を買いましたが20ドルでした。(韓国製のしっかりしたもので、安い!)
レイクサイド北のみやげ物店街
ペワ湖岸に沿って広い道路が通っています。車も通るし、牛ものそのそと歩いている。我々も時々立ち止まって店を覗き込んだりしながらのんびりと歩きます。
レイクサイド通りを歩く
さて、これは何でしょう
ポカラに到着した日は、次の日からのトレッキングに備えて、パーミット(入域許可)の手続きをしたり、ガイドやポーターの手配をしたりと何かと忙しく、ゆっくりポカラの観光というわけにはいきませんでした。
5泊6日のトレッキングを終了して、次の日はポカラで1日ゆっくりと過ごしました。ポカラにはペワ湖という湖があり、ホテル、レストラン土産物屋などはこの周辺に集まっています。
(参考) ペワ湖に映るアンナプルナ山群  (カトマンズで購入の絵葉書より転載)
ランジュン・ヒマール
アンナプルナU
アンナプルナW
アンナプルナV
アンナプルナT
マチャプチャレ
(参考)ペワ湖に写るアンナプルナ山群
湖岸に出るとボートがありました。もう、夕方近くなったのでボートに乗っている人はいませんでしたが、ここからはサランコットの丘方面がよく見えました
ペワ湖岸からサランコットの丘方面を望む
ネパールは、昔からインドとチベット方面を結ぶ中継地として商業が栄えたそうです。ここはそんな時代を髣髴とさせる町並みです。現在は車による運輸が主なので、ロバなどの姿は見えませんが、その昔はこの辺はロバや家畜の群れ、そしてたくさんの人々が集まり、一大バザールだったのでしょう。
オールドバザールの町並み
帰り道の途中、ヒンドゥバシニ寺院に立ち寄りました。車を降りて少し登った丘の上にあるヒンドゥ教の寺院です。朝まだ早いのに、お参りの人が結構いました。写真のドゥルガー神を祀る祠の前では、毎朝、生贄として鶏などの首がはねられるそうです。
ヒンドゥバシニ寺院
バドリー君夫婦自宅の前で)
この日のサランコットの丘のガイド、ポカラ市内の見物や車の手配などもガイドのバドリー君に頼みました。彼はペワ湖の近くに住んでおり、ぜひ家に寄っていけというので、ちょっと自宅にお邪魔しました。新婚のかわいらしい奥さんは妊娠6ヶ月くらいで、我々にお茶を入れてくれたり、ニコニコと愛想をふりまいてくれました。
バドリー君は、もともとはホテルの案内係のような仕事をやっているらしいのですが、本業のほうはどうも暇なようです。今回のようなガイドの仕事もそれほど多いわけではないだろうし、結構大変なんだろうな、などと考えてしまいましたが二人で幸せそうでした。
結局、この日は厚い雲が取れることはありませんでした。丘の上からは、セティー・ガンダキの流れと周辺に広がる集落の様子がよく見えました。待っていても好転しそうもないので、7:30頃には丘を降りました。
サランコットからの眺望A
ようやく雲が少し流れ、朝日の染まる山の頂が見えました。しかし、これもほんの数分間で、また厚い雲に覆われてしまいました。同じ場所に日本人の写真愛好グループの方達がいましたが、本当に残念そうでした。この方達はネパールの町や村のスナップ写真を主に撮影するツアーだということでした。帰りのロイヤルネパール航空でも一緒になりました。
サランコットからの眺望@
このお酒は、ほかではあまり見かけませんでしたが、さすがにカトマンズのレストランにはありました。左の写真のようにだいぶ洗練された形になっていましたが、味は同じでした。やはり、上からお湯を注ぎます。
この通り沿いのレストランに入ったとき、あるものを注文したら、これが出てきました。最初に出てきたとき、我々も首をひねりました。ビールを注文したはずなのに、と。正解は、チベタン・ビアーです。
金属製の容器に4つほど穴が開いており、そこに金属製のストローが差し込んである。それでビールをチューチューと吸って飲む仕組みです。ビールといっても、実際には容器の中には醗酵させた稗(ひえ)のようなものが入っており、それにお湯を注いだもののようです。したがって、飲み終わってからお湯を注ぎ足せば、もう1回ぐらいは同じようなお酒を飲めます。

まあ、ビールだと思うから度肝を抜かれるので、チベットの稗酒だと思えば、なんと言うことはないのですが。
飛行機の座席は、左側が山がよく見えるということで、ツアー客は皆左側に陣取ります。座席からは,操縦席の様子も見え、何となく親近感がもてます。眼下に山々がよく見えましたが、残念ながら山名の特定はほとんどできませんでした。
飛行機内の様子
我々が飛んだ日は天気もよく、国際線のようなトラブルもなくカトマンズを飛び立ち、スムーズにポカラに到着しました。小型のプロペラ機で、定員は30名くらいでしょうか。
ポカラ行きの国内線飛行機
このダムサイトの辺りから、マチャプチャレをはじめとするアンナプルナの山々が,よく見えます。残念ながら、この日は雲が多く全貌を現してくれませんでした。参考までに、同じ地点から撮影したと思われる絵葉書の写真を掲載しておきます。山が真っ白なので、時期的には1、2月頃と思われます。
ペワ湖に映るマチャプチャレ(中央)ほか
ペワ湖の南端にダムがあります。我々のホテルはダムサイトといわれる地域にあり、ここから近いところにあります。
ペワ湖のダム
ペワ湖のほとりに牛がいました。これは背中にコブのあるいわゆるインド瘤牛で、ヒンドゥー教では聖牛とみなされ、敬われてるものです。ところで、我々から見れば同じ牛なのに、水牛はこのような扱いを全く受けないようです。
ペワ湖と牛
外でみやげ物を売っている人は、大体おじさんが多いのですが、ここではおばさん二人が店を広げていました。「物々交換するよ、ライター持ってない、ボールペン持ってない?」と声をかけてまず客を引き寄せます。売っているものは、チベット製の装身具類が主ですが、我々もここで何がしかの買物をしました。
湖のほとりで店を広げるおばさん