翌日の国際線出発表示板(ロイヤル・ネパールの備考欄はYESTERDAYとなっている

今思えば、この選択が間違っていました!
我々は東京発なので、羽田を7:35に出発すれば関西空港経由でその日のうちにネパール(カトマンズ)に到着する予定でした。
ところが、関西空港で出発時間が迫ってきても一向に受付が始まらない。そのうち、左の写真のような紙が張り出されました。要するに飛行機が故障で機材ぐりがつかないから、1日延発します、ということです。我々は、空港隣接のホテル(日航ホテル)で待機することになりました。(もちろんホテル宿泊料、食事代は航空会社負担です)
今日は飛行機は飛ばないということがはっきりしているので、せっかく大阪まで来たのだから大阪見物をしようということになり、四天王寺、大阪城などを見物し、みなみの食いだおれで前途を祝して乾杯などと気楽にすごしました。

ところが、翌日受付カウンターに行ってみると、また、一向に何事も始まる様子がない。職員に聞いてみても分かりませんというだけ。
結局、15時頃になってようやく昨日と同じような紙が1枚張り出されました。明日11時に出発予定なので、9時に受付カウンターに集合せよ、とのこと。これにも全く説明がない。仕方ないので、またホテルに戻り待機。
ネパールへの道
ロイヤル・ネパール航空会社のトラブルはこれで終わりではありませんでした。
我々は11日間の楽しいネパール旅行を終え、11月29日(土)の23:45発ロイヤル・ネパール航空機で帰国するべく空港に集合しました。予定では翌日の夕方には日本の自宅に帰り着くはずでした。
搭乗手続きは順調に?進み、予定の出発時間に間に合う時間には全員搭乗ゲート前に集まっていました。(数日前に大麻の密輸が見つかったとのことで、厳重を極める荷物検査、ボディチェックを受けてようやくここまで到達したのです)
ところがですよ、搭乗時間が過ぎているのに何のアナウンスもない。1時間以上も過ぎてから「今日の便はキャンセルとなった。明日の朝フライトの予定」というアナウンスが入った。冗談じゃないよ、これからどうしたらいいんだ。ザワザワしているうちに係員が来て、乗客を2組に分け、2箇所のホテルにバスで送ることになった。
我々が入ったのは「ザ・エベレスト・ホテル」というカトマンズでは高級ホテルだったが、ホテルに着いたのは午前2時を過ぎていました。

次の日(日曜日)は、いつ情報が入るか分からないので早めに起き、ホテルのロビーに何回も足を運び情報収集に努めた。何せネパール語と英語しか情報がなく、その情報もほとんどないのだからいらいらは募るばかりです。その情報も、会社から直接というよりも、どこかのツアー会社からの情報がバイパスで伝わるというような状況でした。結局、この日も進展なし。

  帰りたし ロビィのざわめき 広がりぬ
       昨日便の 今日も出ぬとて    (H.T)

さらに次の日(月曜日)には、乗客の怒りが爆発しました。会社に電話してもつながらないし、状況が全くつかめない。そこで、日本大使館に事情を説明して、会社にプッシュしてもらおうということになりました。その甲斐あって、ようやく会社の責任者がホテルに現われ、お詫びと今後の予定を説明しました。それによると、故障は直ったので、これからテストフライトをしてその結果がよければ本日の定時(23:45)に運行できるという。
テストフライトの結果OKが出た、という情報が伝わったのは19:30頃、それも航空会社からではなく、大使館の人からの情報でした。
それでも、ようやく確実な情報が得られ、皆、一様にホッとした表情でした。
23:45、2日遅れの定時出発。上海経由で関西空港には11時頃到着した。着陸した瞬間、後部座席の方から拍手がわき起こった。私も拍手こそしなかったが、気持ちは同じでした。
ロイヤル・ネパール航空のトラブルについて長々と書きましたが、ここでいいたかったのは、会社としての対応のまずさ、そして安全性に対する疑問です。
この会社はネパール国営会社で、飛行機2機を所有して国際線を運行しています。何せ2機しかないので、故障すると今回のようなトラブルはいつでも起こり得ます。
このようなトラブルを避けるためには、多少時間がかかっても他の航空会社の便を選択したほうが賢明です。
カトマンズ空港出発ゲートにて
(出発時間を1時間過ぎてからフライトのキャンセルがアナウンスされた
ホテルロビーで説明する航空会社の責任者(左)(右は大使館の通訳)
本日の運行が決まり、ホッとした表情でホテルロビーに集まった人たち
2日遅れでカトマンズ到着(19時頃)
次の日(出発予定日から2日後です)指定された時間に受付カウンターに行ってみると、今日は飛べるので11時頃に受付を開始するとのこと。その間に旅行保険の再契約などの手続きを済ませ、13時には搭乗開始となる。約50時間の遅れでした。
カトマンズには、現地時間の19時頃到着。上海経由で約8時間かかりました。
日本からネパールへ行くには、大坂〜カトマンズの直行便と、成田からまずバンコク、デリーなどへ行き、そこで飛行機を乗り継ぐ便の2種類があります。直行便のほうが値段は多少高いのですが、日程を丸1日短縮できるということで、日本人客にはこちらのほうが人気が高いようです。我々もこちらの便を選択しました。直行便は、ネパール国営のロイヤルネパール航空1社のみです。