多摩川歩きの順番から言えば、鴨沢→お祭りバス停が順当なのだが、登山の都合上はお祭りバス停→鴨沢のほうが適しているので、ここはこの方向で歩く。
1998年5月4日から5日にかけての山歩き、同行者は弟である。新宿発8:47発のホリデー快速、奥多摩行きに乗ると、お祭りバス停には11:30頃に着く。バス停の少し先から後山林道が始まり、この道に沿って進む。ちょうど新緑の頃で、緑が目にまぶしい。林道に沿って後山川が流れている。この川はお祭りバス停付近で多摩川に合流する多摩川の支流である。
多摩川遡行記を書き進めるにつれて、雲取山の扱いをどうするか迷っていた。これまでは、海から多摩川を遡って雲取山に登った、ということで自分なりに満足していたのだが、最近、せっかくここまできたのだから多摩川を源流まで歩きたいと思うようになった。多摩川の源流は、雲取山ではなく笠取山にある。そこで、雲取山の扱いをどうするかだが、考えた末に鴨沢からお祭りバス停までの間で雲取山に寄り道をした、という形にすることにした。国道を歩けば約2.6Kmの区間を、1泊2日かけて雲取山に寄り道したことになる。
笠取山への多摩川源流探訪を続けるためには、途中1泊を覚悟しなければならないが、今年中には実現したいと思っている。
お祭りバス停〜三条の湯〜雲取山〜鴨沢バス停 約25Km
林道の終点からさらに40分くらい山道を登ると、三条の湯に着く。14:30頃の到着だった。ここには、山の上には珍しく、温泉がある(実際には、鉱泉の沸かし湯のようだが)。今日はここに1泊する。連休で登山客も多く、結局風呂には入らなかった。
翌日は5時には起床し、6時に小屋を出発する。途中、三条タルミという地点を通過し、9時頃に雲取山頂上に到達した。頂上からは、白い雲海の上に大菩薩山嶺と雪を戴いた富士山がくっきりと見え、感激した。
雲取山頂での眺望を満喫した後、小雲取山に向かって進む。この辺はなだらかな尾根道が続き、のんびり、ゆったりと歩くことができる。小雲取山を過ぎ、奥多摩小屋のあたりからの眺望もすばらしい。この小屋は、自炊客だけしか泊まれないが、自分達で作った料理でお酒を飲んでいる数人のグループがいた。すばらしい景色を眺めながら、じっくりとお酒がのめるなんて最高だな。我々も、少し早いがここで昼食にした。
奥多摩小屋からは七ツ石山を巻いて、後は下る一方である。距離的にはかなり長いが、それほど大変な道のりではない。やがて、丹波川の流れが見え、鴨沢のバス停に到着する。バス停には13:50頃に着いたが、バスの発車は14:30まで待たなければならない。鴨沢からは、山梨県丹波山村になる。時間があるので、付近を少し歩いてみた。
多摩川を歩く15
後山川の流れ
後山林道と後山川
雲取山頂上からの眺望(富士山と大菩薩嶺)
三条の湯
奥多摩小屋前のベンチからの風景
小雲取山先の尾根道から奥多摩小屋方面を望む
鴨沢バス停付近(山梨県丹波山村)
バス停まであt少しの地点
このコースの見どころは、なんと言っても雲取山頂付近からの富士山、大菩薩嶺方面の眺望である。雲海に浮かぶ山々の姿はすばらしかった。雲取山は、東京都で唯一2000mを越える(2017m)山であり、さすがにそれだけのことはある。小雲取山から奥多摩小屋にかけてのなだらかな尾根道ものんびりと歩けて気持ちよかった。






  
見どころなど